チェンソーのメンテナンスは目立てが重要
チェンソーを使っていて木を切りにくくなっているのにそのままにしていませんか?
チェンソーは大きな木も切れるので切れ味が落ちにくいイメージもあるかと思いますが、チェンソーの刃も劣化します。
劣化した刃をそのまま使っていると、木を切る時間が2倍になってしまい、作業時間が1時間2時間とどんどん伸びてしまいます。
寒い時期に外で長時間作業するとそれだけで体力の消耗しますし、チェンソーを使うと危険な作業になるので事故に繋がってしまうケースもあります。
しかし、目立てを定期的にしっかりと行えていると、木をスムーズに切ることができるので、作業時間はすぐに終えることができますし、木を間違った方向に切ってしまって事故に繋がる可能性も減らすことができます。
そして、目立てのメンテナンスを行っていると、チェーンも長持ちしますので、チェーンを買い換える費用なども抑えることができます。
チェンソーのチェーンも安くはないので何度も買い換えるとなると出費も大きくなってしまいます。
そうならない為にも、定期的にチェンソーの目立てをし、安全に作業できるようにしましょう。
チェンソーの目立ては必須項目
チェンソーを使う上では目立ての作業は必要な作業になってきます。
目立てをするとチェンソーは本来の効果を発揮できますし、安全に長くチェンソーを使うことができます。
では、さらに具体的に説明していきます。
・そもそも目立てとは?
そもそも目立てとはチェンソーを使っていていたんだ刃をまた切れ味を戻す作業のことです。
チェンソーの刃も包丁のように使っていると切れ味が悪くなってしまいます。
チェンソーのチェーンを買い換えるという選択もすることができますが、チェンソーのチェーンも安くはないので定期的に目立てをしてチェンソーの刃のメンテナンスを行った方が費用的にも安く済みます。
・チェンソーの目立てを行うタイミング
目立てが必要だと感じていても、いつ目立てをすれば良いのかがわからなければ怪我や故障などのトラブルが起きてしまいます。
逆に、目立てのタイミングを知っているとチェンソーのチェーンが壊れてしまう前に目立てをしチェーンのメンテナンスができチェーンを買い換える出費を減らすことができます。
なので、目立てのタイミングはしっかりと見極めましょう。
目立てをすべきタイミングはいくつかあります。
それをお伝えします。
●チェンソーが切り口に挟まった時
チェンソーが切り口に挟まった時は刃がダメージを受けて切れ味が悪くなってしまってます。
●切れ方が曲がっていた時
切れ方が曲がっていた時は刃の角度が曲がっており、斜めに切れるようになってしまいます。
●切っている最中に煙が出る時
切っている最中に煙が出るのはチェーンのオイルが薄くなり、鉄と鉄が擦り合わさっって熱を帯び煙が出ています。
なので、このまま使っていると危険な状態です。
チェンソーの目立てを行わないと起こること
これまでチェンソーの目立てをするタイミングについて書いてきましたが、その状態を放置し、チェンソーの目立てを行わないと様々なトラブルが起きます。
いくつか紹介しますが、中には命にかかわるものもあるので他人事とは思わずに、ぜひしっかりと読んでください。
・切れ味が悪化する
チェンソーの目立てを行わないでいると切れ味が悪くなり、先ほど書いたように切り口に挟まってしまったり、同じ作業をしていても時間がかかってしまいます。
少しの作業なら問題はないかもしれませんが、チェンソーで何本も木を切るとなると作業の時間が倍になってしまい30分で終わる作業が1時間かかってしまうという事態に陥ってしまいます。
・キックバックが起こりやすくなる
キックバックとはチェンソーを使っている時にチェンソーが使用者の方に跳ね返ってくる現象のことです。
このキックバックが原因で重症や死亡事故に繋がったケースもあるので安全を考えて作業しましょう。
・曲がったり、切り口に刃が挟まったりする
チェンソーの目立てを行わないでいると、チェンソーの刃が曲がってしまい木を切っている際に思ってもいない方向に切れてしまいます。
そして、切れ味が悪くなってくると木を切っている際に止まってしまい思うように木を切れない場合があります。
あまり問題がないように思えますが、チェンソで大きな木などを切っている場合は木を切る角度が重要になってきますので、チェンソーが思うように切れない場合だと、ただでさえ危険な作業がより危険な作業になってしまうのでチェンソーの刃の状態には気をつけましょう。
チェンソーの目立ての際に必要な道具
チェンソーの目立てに必要な道具をご紹介します。
最低限必要なものをピックアップしましたので、目立てをする場合は必ず揃えてください。
何か1つでも足りない場合はしっかりと目立てができてない可能性がありますので、しっかりと効果的なチェーンの目立てをしたい場合は道具を揃えましょう。
・目立て用のやすり
目立て用のヤスリと必要であればデプスゲージ用のヤスリが必要です。
このヤスリはチェンソーの種類によって使うヤスリの種類が変わってくるので、お使いのチェンソーに会うヤスリをお使いください。
・目立てゲージ
目立てゲージはヤスリでチェンソーを削りやすくするための道具です。
チェンソーの刃の状態が悪くなってくると刃の角度が曲がってしまっている状態なので目立てゲージはその刃の正しい角度をわかりやすくし、ヤスリで削りやすくしてくれます。
・デプスゲージジョインター
デプスゲージジョインターも同様に角度が悪くなったデプスを正しい状態に戻しやすくしてくれる道具です。
デプスを削る時は一度削ってしまうともう戻すことができなくなってしまうので、慎重に削ってください。
・その他に必要な道具リスト
その他には作業しやすいように丈夫なグローブのようなものがあれば良いです。
チェンソーの刃は直接手で触れると指を切ってしまう恐れがあります、なので刃が通らないような丈夫なグローブがあれば作業がしやすいです。
そして、ヤスリで刃を削る作業があるので、チェンソーを固定する台のようなものがあると作業もしやすくなります。
チェンソーの目立てを行う手順
チェンソーの目立てをするには手順があります。
この手順に沿って目立てをすることスムーズに目立てを行うことができます。
そして、手順と一緒にその作業のポイントも一緒に説明しているので、このポイントを抑えなければ目立ての効果が半減してしまったり、効果がでない場合もありますので、このポイントも一緒に覚えておきましょう。
・チェンソーの準備を行う
チェンソーの刃をキレイにしましょう。
チェンソーの刃に木屑など汚れが付着しているとヤスリを使って削っても効果がでない場合があります。
刃の掃除が終わりキレイになれば、チェーンを強く張るように固定しヤスリで削りやすいような状態にしましょう。
・カッターの刃を研いでいく
実際に刃を研いでいきましょう。
ヤスリで研いでいくと、どこの箇所から研いでいったかわからなくなるので、研ぎ始めた箇所に印をつけどこまで研げたのかわかるようにしましょう。
研ぎ方としては、押したり引いたりするのではなく、一定方向に向け削るようにしましょう。
そうすると表面がキレイになっていきます。
・デプスゲージの高さを調整する
デプスゲージを使い、デプスの調整を行います。
刃が出てしまった部分を削っていきます。
デプスを削る際には一度削ってしまうとチェンソーが回転しなくなり最悪の場合チェーンが使えなくなってしまいます。
なので、デプスの調整は丁寧に行いましょう。
自分で目立てをうまく行えない場合の対処法
ここまで書いてきましたが、それでも目立ては専門的な道具と素人には難しい作業になります。
デプスの調整は間違って削りすぎてしまうと、チェーンを買い換えなければいけない場合もあります。
でも、安心してください。
自分で目立てができなくても、業者など他の人に目立てを任せるという方法もあります。
その自分ではなくて他の人に目立てをやってもらう方法や素人でも簡単に目立てを行うことができる方法についてお伝えします。
・ホームセンターに依頼する
目立てを自分で行わなくても業者やホームセンターでやってくれるところもあります。
相場としては1000円前後ですが、お使いのチェンソーによって変わってきます。
・目立て機を使う
初心者の方には目立て機を使うこともオススメします。
目立て機とは自動で角度などを調整してくれ刃に当てるだけで研磨してくれる機会です。
手動タイプや電動タイプなど種類があるので、一度自分に合うものをネットで見てみると良いでしょう。
・不安な場合はプロに依頼する
とは、言っても自分でチェーンソーの目立てを行うのは時間と労力を使いますし、危険も伴います。
チェーンソーを使用しての作業となれば、1歩間違えれば大怪我につながってしまいますし、事故につながってしまう可能性だってあります。
そこで、オススメなのはしっかりと金額を明記している業者にまずは無料見積りを依頼することです。
草木伐採の会社は無料で見積りを取ってくれるところも多いため、まずは予算に合うかどうか見積りを行い、そこで難しい場合だけ自分で行うというのも一つです。
弊社庭匠(ニワショウ)では草刈り、木の伐採や抜根、剪定などのを木の長さや太さによってしっかり無料見積りを行なった上で金額をだしております。
参考金額をホームページ上に明記しておりますし、現地でのお見積もりを無料で承っております。
また、作業に関しても迅速、丁寧な作業を心がけております。
自分で木を切ったり、抜根したりといった作業を手間に思っている方や、自分で作業を行うことに不安に思っている方はぜひ一度、庭匠にお問合せ頂けたらと思います。
まとめ
いかがでしたか?
チェンソーの目立てについて目立ての意味から目立ての方法、他の人に任せる方法まで解説してきました。
チェンソーを使う作業は常に危険が伴います。
目立てをせずに刃が曲がっていたり、チェーンが劣化した状態でチェンソーを使っていると、作業時間がどんどん伸びていき、あなたの体力も時間もどんどん奪われてしまいます。
疲れた状態で長時間作業をしていると事故の可能性も増えてしまうので、危険な作業がより危険になってしまいます。
しかし、定期的にチェンソーの目立てを行い、メンテナンスをしていると、チェンソーは常に切れ味が良い状態になるので、作業時間も木をうまく切れずに長くなることは無くなります。
チェーンのメンテナンスをしているので、チェーンを無駄に買い換えることも無くなるので費用的にも安くおさまります。
チェンソーの目立てを行うだけで、メリットはたくさんあります。
もし、それでも自分で目立てをすることが面倒であったり、自分で目立てをすることが不安なのであれば、ぜひ庭匠にご相談ください。
あなたの悩みに向き合い解決します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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