自分で木の根っこを枯らすことは可能なのか?
結論から言いますと、自分で木の根っこを枯らすことは可能です。
むしろ、木を切った後の木の根っこを放置しては様々なリスクがあるので、木の根っこを除去する必要があります。
そのリスクを知らなければ、一生懸命木の根っこを取り外そうとしても、その作業自体が無駄になってしまったり、地盤沈下や害虫が発生し、最悪の場合、今住んでいる家を取り壊さなければいけないことになります。
正しい木の根っこの枯らす方法を知らないということは時間を無駄にするだけでなく、危険が自分や近所の人など他人にも降りかかることがあります。
ただし、正しい木の根っこの枯らす方法を知れば、最短の時間で簡単に木の根っこを枯らすことができます。
木の根っこを除去するにはたくさんの時間と労働力を使います。
正しい木の根っこを枯らす方法を知るだけで、地盤沈下や家が倒壊するリスクを避けることができるだけでなく、簡単に木の根っこを枯らすことができ少しの労働力で取り除くことができます。
木の根っこを取り除こうとすると1日ほど作業しなければいけない場合もあります。
それが木の根っこを枯らすことで場合によっては、一番大変な木の根っこを取り外す作業をしなくてすむこともあります。
正しい木の根っこを枯らす方法を知るだけでこんなにメリットがあるのです。
では、木の根っこを放置してはいけない理由を具体的に説明していきます。
切った木の根っこを放置してはいけない理由

切った根っこを放置すると様々な危険が伴います。
この記事では大きく4つのリスクについてまとめました。
どれも大きな怪我に繋がったり、大きな損害を生んでしまう可能性があるものなので、この4つのリスクを頭に入れておいてください。
・シロアリが発生する
シロアリは家の木材などを食べてしまう害虫です。
生活に問題がない場所ならばまだ良いかもしれませんが、家の柱など重要な部分をシロアリに食べられてしまうと最悪の場合家を解体しなければなりません。
そうなると、これえまで家族と過ごしていた思い出の家を手放すことになり、家族が悲しむだけでなく、突然高額な費用が発生してしまうことになります。
なので、切り株や木の根っこがある場合は早急に対処しましょう。
・地盤沈下の恐れがある
木の根っこを放置してしまうと、木の根っこが地面やコンクリートを壊して根を這っていきます。
その後、根が腐ってしまうと地面の木の根っこだった場所に空洞ができ地盤沈下してしまう恐れがあります。
その状態になってしまうと、自分の家の庭などを歩いていていきなり地面が崩れ大きな怪我につながりますし、もし、道路などに根が這っていて地盤沈下の恐れがあるのであれば自分だけでなく他の近所の人が怪我をしてしまう大きな問題になってしまいます。
怪我の事例としては骨折など最悪の場合、命を落としてしまう方もいるので、木の根っこだからと言って安心するのはやめておきましょう。
・芽が生えてしまう
庭の木を切ってき切り株になった状態でも切り株の根っこは生きていてどんどん成長していきます。
そのまま放置していると新しく芽が生えまた木がどんどん成長していき元どおりの木に戻っていきます。
そうなった場合、せっかく一生懸命木を切る作業をしたのに、もう一度同じ作業をしなければなりません。
業者に依頼した場合だと費用ももう一度かかります。
木の根っこだからといって放置していると、無駄な出費に繋がったり、また同じ木を切る作業をしないといけないなど大きな問題がでてきます。
なので、木を切ったからなど面倒だからと思わずに早めに木の根っこを枯らすなど対処をした方が良いです。
切った根っこを枯らす具体的な方法

これまで木の根っこを枯らさないことのリスクについて書いてきました。
ここからは切った根っこを枯らす具体的な方法について書いていきます。
この記事では4つの木の根っこを枯らす方法をお伝えしますが、基本的に木の根を枯らすには時間がかかります。
大きさにもよりますが、半年から1年をみて木の根の状態を見てから次の作業に移ることをオススメします。
木の根っこを枯らすことのメリットは根っこをノコギリなどで切ってスコップなどで引き抜く作業よりも簡単に木の根っこを抜く作業ができることです。
デメリットとしては時間がかかるということです。1年ほどかかるのでその時間を取れる人であれば木の根っこを枯らす方法をオススメします。
・除草剤を使う
木の根っこを枯らす際には除草剤を使うと効果的です。
除草剤を使うことのメリットは木を枯らして木の根っこを取り除くので作業が楽になるということです。
反対にデメリットとしては除草剤を木の根っこにかけて木が枯れるまで時間がかかるということです。
早急に木の根っこを取り除きたい人にはあまりオススメはできませんが、時間をかけて簡単に木の根っこを取り除きたい人にとってはオススメの方法です。
一般的な方法としましては、ドリルで木の幹に穴を開け、そこの中に除草剤を入れていく方法になります。
大きさにもよりますが、半年ほどで木が枯れてくる場合もあるので、枯らす方法としては早く枯れる方法の1つになります。
注意点としましては、除草剤が雨などで流れてしまうと、木の根っこを枯らす効果が薄れてしまったり、周りの植物まで枯れてしまったりするので、ビニール袋なで覆うようにすると良いです。
・巻き枯らしを行う
巻き枯らしとは、簡単に説明しますと木の表面の光合成に必要な膜を切り落とし光合成させないようにし、木の根っこを枯らしていくことです。
ただし、木の根っこが樹皮以外から光合成している場合もありますので、その場合は表面を切っても光合成を続けるので作業の意味がありません。
このように専門的な知識が必要な作業なので、素人にはオススメできません。
・腐葉土で覆う
光合成をさえぎる方法としては腐葉土で木の根っこを覆う方法があります。
除草剤を使う時と同様に時間がかかる作業なので早急に切り株を取り除きたい人にはオススメできません。
具体的な方法は、腐葉土がうまく切り株を覆うように周りに柵など囲いを作ります。
その後、切り株の上に腐葉土をかぶせます。
1年ほど経つと木の根っこは土に帰るので作業はすごく楽になります。
注意点としては、腐葉土は乾いてしまうと木を土にさせる効果がなくなってしまうので、腐葉土が乾いていたら水をかけて乾燥させないようにする必要があります。
・日光を遮断する
日光を遮断し、切り株の光合成を止め木の根っこを腐らせる方法もあります。
方法は簡単です。
園芸用の黒いマルシートなどをかぶせ、風などで取れないように固定するだけです。
そうすると、切り株が光合成をしにくくなり、木の根っこの成長が止まり、枯れて行きます。
時間はかかりますが、簡単で手間のかからない方法です。
切った木の根っこを枯らす際のポイント

切った木の根っこを枯らすポイントを説明します。
このポイントを抑えなければ、作業する手間や時間が増えてしまったり、木の根っこを枯らす時間が伸びて作業に移れなくなってしまいます。
逆に、このポイントを抑えておけば、短い時間で木の根っこを枯らすことができ、トラブルを回避することができます。
抑えるべきポイントは簡単なものなのでぜひ抑えておいてください。
・4月〜8月に行う
切った根っこを枯らすタイミングは春から夏の4月から8月に行いましょう。
冬になると木が乾燥してしまい、樹皮を切ったり、木の根っこを切ったりする作業がしにくくなってしまいます。
・常緑樹は枯れにくい
常緑樹とは1年中葉をつけている樹です。
反対に落葉樹は冬になると枯れ葉になり落ちる樹です。
常緑樹は落葉樹に比べて生命力が強いので枯れるのに時間がかかります。
・木の根っこが枯れ切るまでは注意する
木の根っこが枯れるまでの間も注意しなければいけません。
例えば、除草剤を巻いた場合だと、雨が降った場合だと除草剤が流れてしまい、木の根っこがちゃんと腐らない場合もあります。
それだけではなく、除草剤が流れてしまうと、周りの草木にも影響がでますし、ペットなどを飼っている場合はそのペットが除草剤を舐めてしまったりすると健康に悪影響がでてしまうこともあります。
・塩や漂白剤を使用してはいけない
塩や漂白剤などで木の根っこを枯らすことができると考えている方もいるかと思いますが、やめましょう。
塩は雨などで周りの土壌に流れてしまうと、その土壌の性質が変化してしまい、植物が育たなくなる可能性があります。
漂白剤は除草剤と同様流れてしまうと、周りの草木に悪影響を与えたり、ペットなどの動物が舐めてしまい健康を害する恐れがあります。
・業者へ依頼する
とは、言っても自分で木の根っこを枯らして処分するのは時間と労力を使いますし、危険も伴います。
根が地下深くまで根付いていた場合の作業だと素人にはなかなか難しい作業にもなってきますし、間違ったやり方をしてしまうと、シロアリの巣ができてしまうこともあります。
木の根っこを枯らして処分するのは簡単に思えますが、実は難しい作業です。
そこで、オススメなのはしっかりと金額を明記している業者にまずは無料見積りを依頼することです。
草木伐採の会社は無料で見積りを取ってくれるところも多いため、まずは予算に合うかどうか見積りを行い、そこで難しい場合だけ自分で行うというのも一つです。
弊社庭匠(ニワショウ)では草刈り、木の伐採や抜根、剪定などのを木の長さや太さによってしっかり無料見積りを行なった上で金額をだしております。
参考金額をホームページ上に明記しておりますし、現地でのお見積もりを無料で承っております。
また、作業に関しても迅速、丁寧な作業を心がけております。
自分で木を切ったり、抜根したりといった作業を手間に思っている方や、自分で作業を行うことに不安に思っている方はぜひ一度、庭匠にお問合せ頂けたらと思います。
まとめ
いかがでしたか?
庭の木を切ったとしても切り株の木の根っこが残っていると様々な危険があるのです。
シロアリが大量発生し、家の柱をを食べらレテ仕舞えば、思い出の家が倒壊する恐れがあったり、木の根が道路や家の庭の地中に大きく張り巡らされて、その後腐ってなくなってしまった場合には地盤沈下し、大きな怪我や隣人トラブルに繋がるケースもあります。
木を切ったからといって木の根っこを放置すると、後々大変なことになります。
しかし、木の根っこをノコギリやスコップなどで取り除くのは相当な重労働です。
なので、木を切った際には早めに今回伝えた木を枯らす方法で木の根っこを枯らし、時間をかけて楽に木の根っこを除去する方法をオススメします。
そうすると、地盤沈下やシロアリなどの害虫の問題も無くなり、無駄な出費を払う心配もなくなります。
庭の見た目も綺麗になり、スッキリした気持ちで家で過ごすことができます。
それでも、自分で作業するのが不安であったり、労働力や時間を使いたくない方は業者に依頼することをオススメします。
費用はかかりますが、他の業者と費用を比べて安い業者を選ぶこともできるので自分で木の根っこを取り除くことが難しい方は業者にやってもらう選択も良いと思います。
大事なのは、早めに木の根っこを除去することなので、ぜひこの記事を読んだ後に自分の状況に当てはまる選択をし、行動してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント